カプラン

Kaplan and Sadock's Synopsis of Psychiatry: Behavioral Sciences/Clinical Psychiatry

Kaplan and Sadock's Synopsis of Psychiatry: Behavioral Sciences/Clinical Psychiatry


遅ればせながら、精神医学の標準的教科書の1つ、通称「カプラン」を購入。教科書は知識の再確認や、普段関わっていない病気の知識を簡単に得るのに便利だ。いつも人のを借りて読んでいたのだけれど、やっぱり欲しくなりやっとこさ購入する。とはいえ、日本語訳は高い(20000円)ので、原書にしてみる。それでも12000円だけど。


原書では第9版を数える。当初は執筆に携わっていたKaplan博士は1998年に亡くなっている。でも仲間内ではやはり「カプラン」。


数年前に症例報告を聞いて、でも名前は忘れてしまって気になっていた睡眠障害、Kleine-Levin症候群をおかげで思い出すことが出来た。

睡眠異常

過眠症の1つで、とんでもなく長い睡眠(15〜20時間)とそれに続く食欲亢進、過食が特徴的な不思議な病気。時に幻覚、性欲亢進もみられ、男性の方が多い。治療法はそういう病相が始まってしまうと特に無く、しかし大抵は数日〜2週間程度で収まるので通常待つしかない。収まれば症状は消失する。


ちなみに睡眠に関して数年前に読んだとても面白かったのはこの本。

ヒトはなぜ人生の3分の1も眠るのか?

ヒトはなぜ人生の3分の1も眠るのか?

カプラン臨床精神医学テキストDSM‐IV‐TR診断基準の臨床への展開

カプラン臨床精神医学テキストDSM‐IV‐TR診断基準の臨床への展開

  • 作者: ベンジャミン・J.サドック,バージニア・A.サドック,Virginia Alcott Sadock,Benjamin James Sadock,井上令一,四宮滋子
  • 出版社/メーカー: メディカルサイエンスインターナショナル
  • 発売日: 2004/11/01
  • メディア: 単行本
  • クリック: 23回
  • この商品を含むブログ (8件) を見る