2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

タリウムの少女 「毒殺日記」

そういえば母親をタリウムで殺そうとした少女はどうなったのかな。 一昨日週刊新潮で記事を読んだが、マスコミは例えば小動物をホルマリン漬けにしていたことであるとか、あの家は30年にわたって不運が続いていたとか、そういうことを書く。 後者は話題にするのも…

「変身」 「いち・たす・いち」

久々に東野圭吾を読む。 「変身」(講談社文庫)映画も今やっている。 主人公の純一は、気の弱い会社員で、絵を趣味としている。画材ショップで知り合った彼女とささやかに安定した生活を営んでいたが、ある事件に巻き込まれ、脳に銃弾を受ける。そして人類史上初の脳移…

脳波測定の

被験者となる。同僚の研究だが、お金をもらえる。 久々である。 音を聞いて、ある一定時間後に出てくる特殊な波形を捉えるのだが、きついのは時差でただでさえ眠いのに、単調な音を耳元で聞かせられながら寝てはいけないこと、視線を動かしてはならず、音が聞こえたと…

「ローマ人の物語」 ティベリウス

塩野七生の文庫を読む。「ローマ人の物語 悪名高き皇帝たち」17.18巻。ローマ人の物語 (17) 悪名高き皇帝たち(1) (新潮文庫)作者: 塩野七生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/08/28メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (88件) を見る塩野七生の…

「キングダム・オブ・ヘブン」 

監督が「ブレードランナー」や「エイリアン」のリドリー・スコットで、大好きな俳優ジェレミー・アイアンズ(「ミッション」、「戦慄の絆」、「運命の逆転」など)が出ているので観に行きたかった。最近ぱっとしていなかったのだ、彼は。 キングダム・オブ・ヘブン 特別編(初回限…

「大黒屋光太夫」

吉村昭「大黒屋光太夫」を読了。 大黒屋光太夫(上) (新潮文庫)作者: 吉村昭出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/05/28メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (13件) を見る伊勢に生まれた光太夫は船頭として出帆した航海で、漂流、ロシア…

このところ

何の変哲もない日が続く。 HotWied Newsにこんな記事。 「故人のDNAを含む木を『生きた墓標』に」 http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20051108201.html イギリス、バイオプレゼンス社(http://biopresence.com/ 日本人のベンチャーらしい)提供。愛する…

「泥流地帯」

三浦綾子「泥流地帯」「続泥流地帯」読了。 泥流地帯 (新潮文庫) 続 泥流地帯 (新潮文庫)作者: 三浦綾子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1982/08/27メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る十勝岳に近い上富良野。 そこに暮らす貧乏だが純朴な兄弟、拓一と…

普通に研究を

する日。 特にニュースもなく、淡々と実験をする。 DNAをPCR(Polymerase chain reaction)という方法で増幅をした後は、寒天に流してしっかり増えたかどうかを確認するのだが、そのときに使う色素がエチジウムブロマイド。DNAの高次構造に入り込んで、紫外線が当たる…