修験道

借り物です。

修験道の本―神と仏が融合する山界曼荼羅 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 8)

修験道の本―神と仏が融合する山界曼荼羅 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 8)

修験道という言葉からイメージするのは、霧深い山、白装束の行者、厳しい修行…そんな感じだったろうか。

日常を捨て、山の霊力を体内に巡らせ、自然と一体となり、神仏と向き合うのが修験道らしい。天近い山は、死者の霊魂が帰って行くところであり、神々住まう天にも近い。過酷な修行によって霊力を得た修験者たちは呪力を持ち、神意を語るようになり、独自の宗教体系を作るようになった。
そんな呪法の1つが、「鬼神使役法」。修験道の達人たちは神霊を自在に操り奇跡を起こした。例えば天狗使役法。験力の強い僧などが死後、魔道に墜ちて天狗になると手に負えない魔性となるとされてきた。そんな乱暴な天狗の存在を味方につけてしまうのがこれ。
そんな天狗の聖地の1つは大雄山、最乗寺。
曹洞宗 大雄山最乗寺 – 神奈川県南足柄市にある曹洞宗大雄山最乗寺の紹介。六百回大遠忌のご案内、1年を通じた行事・催事のご案内、建物紹介、紅葉・紫陽花など季節ごとのみどころ等
小田原から近いようで、遠くないし、行ってみようかな〜。


修験道ではいろんな神様が取り込まれているようだ。大日如来阿弥陀如来などは修験道の理論的象徴であり、行者はそれぞれ個人的な守護神を持つ。それが不動明王だったり、弁財天だったり、歓喜天(インドのガネーシャ、像頭人身の神)だったりする。うん、色々なのを取り込む雑多な感じはいいな。ローマのキリスト教以前みたいでいい。

修験道山岳信仰拠点となった霊峰はどれも素敵なので登ってみたい。恐山、立山、富士山、白山、高尾山など幾つかは登ったけど、四国の石鎚山には一度は行ってみたい。