脳波測定の

被験者となる。同僚の研究だが、お金をもらえる。
久々である。

音を聞いて、ある一定時間後に出てくる特殊な波形を捉えるのだが、きついのは時差でただでさえ眠いのに、単調な音を耳元で聞かせられながら寝てはいけないこと、視線を動かしてはならず、音が聞こえたときに瞬きしてはいけないこと。
2回やるうちの初回はどうにも瞬きばかりしてしまい、検査時間が長引く。おまけにいつまでやり続けるのかがわからないため、果てしなく続くかのように思え、じっとしているのが辛くなり、何度も何度も動きたい衝動に駆られる。結局瞬きをする度に、その時の脳波はリジェクトされるため、必要回数(40回)の倍ほどの時間がかかってしまう。
2回目は、聞かせられる音の必要回数を教えてもらったため、遙かに落ち着いてできた。

記憶力を確かめる心理検査と、簡易知能検査も行う。
眠いと明らかに記憶力は落ちる。
お互いに関係ある言葉の対(果物-リンゴ、金属-鉄)と無関係な対(学校-八百屋、粉砕-夕暮れ)を覚えるテストでは、無関係な対を覚えるのに時間がかかる。
数字の逆唱(3-5-2と言われたら2-5-3と答える)では3桁で間違えてしまう。そのくせ8桁で正解するのでちぐはぐも良いところ。

簡易知能検査では一般知識問題で全問正解し、ちょこっと気分がいい。