トマトジュースにもずく

唐突だが、母はとても変な人だ。
どのように、と説明するのはとても難しいのだけれど。
精神科医になったので、何か診断がつくのか、と考えてみたこともあるが、どの診断基準にもぴたっとはまるものは無いので、そこはかとなく不思議な人ということで良しとした。

さて、先日実家に帰ったとき、朝食に食べていた母の食べ物はそれは驚きの代物だった。
トマトジュースにもずく酢を入れていたのである。
トマトジュース に もずく である。

初めて見たとき、それはそれはおぞましいものに見えたのだが…。
勤務先の看護師に伝えたところ、「トマトジュースにはレモンを搾るじゃないですか。もずく酢も酸っぱいんですから一緒ですよ、一緒」と。

そうかなぁ…いや絶対違う!と言いたいのですが、試してみないで反論するわけにはいきません。
トマトジュースに、

もずく酢をいれるのです。

このように。

で、完成!

これがねえ…実は不味くないんですよ。
最初は、「こんなものを食べられている」目の前の視覚を懸命に拒絶しようとする大脳と、「そんなに悪くない…いや実は美味しいかもしれない」と受け入れる舌の感覚のせめぎ合いを強く意識できるが、2回目、3回目とくれば、もう。大丈夫、というか結構美味しい。

まぁヘルシーなのは確かだし、朝食に取るとそれなりにボリュームも感じます。
健康的なダイエットしたい人にお勧め。

もずトマ」と命名しましょう。