Westone UM2

買って1ヶ月が過ぎた。

写真の通り、箱は妙にばかでかい。
http://store.earphonesolutions.com/index.html
↑ここに頼んだら、すぐに届いてちょっとびっくり。
336ドルだから、日本円で4万円弱かな。
イヤホンにこの値段は、本当に高いのだけれど、前に書いたとおり(2/11)、ShureのE2cというイヤホンでカナル型と呼ばれるタイプの遮音性の良さと解像度の高さに驚き、つい買ってしまったわけだ。
ライバルはShureのE5c。これは日本では安いところでも4万円を超える。
それを買おうかなと、思っていたのだけれど、どうも色々評価をみてみると、UM2の方が評価が高い。もともと、E5cはUM2の改良バージョン、らしいが、改良の工夫の1つが、恐らくは太いケーブルで、大体がケーブルは太い方が音はいいというのがオーディオの共通認識だと思うけど、正直イヤホンにE5cのようなケーブルは太すぎて取り回しがしづらいだろう。
UM2のケーブルは細くて快適。
音質以前にそこが使っていていいところかな。


肝心の音質も、どこをみてもE5cが素晴らしい評価なのは事実なんだけれども、高域も低域も強調されすぎて、聞いていて疲れる、それに比べるとUM2は高解像度だが、素直で、聞き疲れしないということだった。
実際、どこのショップだったか覚えていないけれども、E5cのreviewでUM2の方がいいという人ばかりでびっくりした。


で、買ってみて1ヶ月。E2cと一緒でエージングが必要らしく、買ってすぐはあまりパッとしない。しかし数日使っていると、E2cに比べ解像度がずっと高く、確かに音が自然で、聞き疲れしない。こんな小さいくせに2wayで、レンジが広く、本当に細かいところまで聞き取れる上、遮音性が高いおかげで没頭できる。

電車ではアナウンスが聞こえないし、誰かに話しかけられてもまったく聞こえないので注意が必要。

欠点は…カナルタイプで耳に押し込んでいるから、時々耳がかゆくなることかな。あと、耳に当てるパッドが耳あかのせいで汚れてくる…まぁ洗えばいいのだろうけど。
それにやはり音が直接頭に入り込んでくる感覚はずーっとは耐えられない。家に帰ってオーディオで前の方から音を浴びる方が開放的で気持ちいいのも事実。

とはいえ総じて満足。少なくてもイヤホンはもう買わないだろうな。

特に参考にしたレビュー
http://www.lordpercy.com/westone_um2_review.htm

現在時刻3:30A.M.。このイヤホンで音楽を聴きつつ実験をしていると、ほのかな眠気の中で音楽の導く別世界と、実験のため自分が手を動かしている現実とが解離して不思議な気分だったりする(←やや危ない…かな)。