運命を分けたザイル アルパインクライミング K2

久々に映画を見る。今年初めてかも。かつては映研だったのに…。

運命を分けたザイル [DVD]

イギリスの若手登山家ジョーとサイモンは雪のアンデスの絶壁を登攀し、下山途中にジョーが骨折する。切迫する状況下、サイモンは生き残るために2人をつなぐザイルを切断する…。

もう絶対死ぬ、と思うんだが、ジョーもサイモンも生き残る。最初に2人のインタビューから始まっているからそれはわかっているわけだけど、それにしても怖い。わかっていても耐えられず、何度かストップしてしまった…気が弱いな。
あぁ疲れた。すごく良かったけどね。
山岳ものはつまらないのがないんじゃなかろうか。

死のクレバス―アンデス氷壁の遭難 (岩波現代文庫)

原作。
サイモンはその決断を随分と非難されたようだが、ジョーは一貫して弁護している。確かにしょうがないよね、あの状況。そのままだったら2人とも死んでいたんだから。

アルパインクライミング (ROCK & SNOW BOOKS)

ちょっと前に買ってみました。一度ヨセミテの絶壁を見てからやりたくなった。登山していて、この壁に登れたら楽しいんじゃなかろうかともよく思うし。それに失敗したら死ぬって状況を体験してみることで必死になる感覚を味わえるんじゃないかとも。

K2 非情の頂―5人の女性サミッターの生と死

最近こいつの原書を買った。読みづらい…しかし内容は面白いはず。
K2は世界第2の高さの山だがエベレストよりも難易度も高くて、下山中の死亡率が高い。27%。4人に1人以上死ぬ。著者執筆時に5人の女性クライマーが登頂に成功しているけど、そのうち3人が下山中に死んで、残り2人も他の山で死んでいるんだから(執筆時のK2達成女性クライマー死亡率100%！)。

でも最近東海大の女性が成功しましたね。小松由佳さん。無事に戻れたのかな？