女性が怖いから?

先日映画の「ダヴィンチコード」を観た。
3年前にニューヨークに行ったときやたらと平積みされていて、きっと売れて日本でも翻訳されるんだろうなぁと思っていたら想像以上にヒットした。

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

(字大きすぎるよ…上・下巻でいいじゃない、角川さん)


で、原作も読まないけど映画は観てみた。
中身はともかく、男ってのは女性が怖いから迫害してきたってのも1つのテーマかなと。
思い出したのは↓に出てくる内容。

ドキュメント 女子割礼 (集英社新書)

ドキュメント 女子割礼 (集英社新書)


文化・伝統の域を超えてこれはやめた方がいいんじゃないの、という風習たる女子割礼。
WHOはタイプ1〜4まで分ける。
タイプ1はクリトリス切除。タイプ2はエクシジョン(クリトリス切除と小陰唇切除)、タイプ3は陰部封鎖(外性器全切除または膣口封鎖)。タイプ4はそれ以外の方法。

男性割礼が聖書にその起源を求めることが出来るのに対し、女子割礼ははっきりとした起源が見えてこない。
真の動機はどうやら「男性自身の性への不安感の裏返し」であるという報告があり、男たちは自分の性的優位性を確保する手段として女性器切除をする、それにより常に強者でいたいという理由。
言い換えれば、男たちは女性が怖い。


ルネッサンス期のヨーロッパでもやっぱり男にとって女性は怖かったらしい。というか、「性的不能」にさせられることが恐怖だった。

魔女狩り (岩波新書)

魔女狩り (岩波新書)

魔女狩り (「知の再発見」)

魔女狩り (「知の再発見」)

いいじゃない、女性の方が強くて。明らかに生物学的に男性よりずっと大事なんだから。それにセックスは両方楽しんでこそ、でしょうにねぇ。せめて現代ではね。