築地の病院に

友人の聖路加国際病院受診に付き合ってみる。

聖路加病院は実家に近く、馴染み深くてちょっと好き。
10数年前に母が入院したときにはまだ古い病棟で、今のような全個室の近代的病院の佇まいではなく、しかしその古さの中に昔の西洋建築の威厳が感じられて今よりずっと味のある建物だった。
母は個室に入ったが、隣室と共用のバスタブが妙に大きく、またドアも天井も背が高くてとても開放的な印象だった。
食堂にはらせん階段を登っていくという、何ともノスタルジー溢れる病院だったが…そんなわけで現在の病棟は快適ではあってもちょい寂しい。
ちなみに「路加」は新約聖書福音書の1つ、「ルカによる福音書」の「ルカ」から取っているので、「ろか」ではなく「るか」と読む、なんてことを昔学校で習ったが、信者でもないので余りぴんと来ない。


↓旧病棟の写真が出ている。懐かしい。他にはないのか。
聖路加国際病院 - Wikipedia


友人が受診している間ちょっとだけ周囲を散歩する。
近いけど、一度も入ったことのない、新富町の外見は味のある喫茶店に入ってみたりする。が、素っ気ないおっちゃん2人がやっている店で、いやそれはいいのだけれど、注文しても「なに?」とか「あ、そう」とか応対がちょっと嫌だ。


早々に病院に戻り、隅田川ほとりで論文読むことにする。

(暗い写真になってしまった)
月曜朝は人通りも少なく、気持ちいいですね。
まだしばらくいたいなぁと思っていたが、友人から受診終了の電話が入り、帰宅となった。


聖路加病院精神科顧問、土居健郎先生の著書2冊。
「甘えの構造」は日本人論としてとても有名。でも読んでいません。不勉強ですみません、って感じ。

「甘え」の構造 [新装版]

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方法としての面接―臨床家のために

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