ニュートン 旅と鉄道

Newton (ニュートン) 2006年 11月号 [雑誌]

Newton (ニュートン) 2006年 11月号 [雑誌]

ニュートン」は子供の頃から馴染み深い月刊誌。科学雑誌では昔から硬派な「日経サイエンス」、「科学」(岩波)と並んでよく目を通していたもの。後二者が読み進めるのにある程度の専門知識や科学的背景を必要とするのに対して、「ニュートン」はイラストもきれいでわかりやすく、最近のトピックを簡単に知るには今でも結構重宝する。初代編集長竹内均は「National Geographicを目指して」と言っていたと思うけど、個人的にはそれより上だと感じている。

今月の特集は、「燃料電池」、「冥王星はなぜ惑星でなくなった?」、「皮膚から万能細胞」、などだが、「石油はいつまでもつか?」が面白かった。
小学生の頃、「あと数十年で石油は枯渇する」なんてどこかで読んだと思うのだけれど、一向に「枯渇した」とニュースになることはなく、一体いつまで?とは常に疑問だった。今の採掘技術によれば後40年くらい、というのはあり得る話らしい。しかし現在利用できている石油は総埋蔵量の25%に過ぎず、結局はコストの問題が大きいようだ。もちろん政治的問題は絡むから少々複雑だが。いずれにせよ石油は砂粒の隙間に存在していたりするので、そういうのをふるい分けていく技術が進めばまだまだ利用できるとか。


燃料電池は、かさばる水素をどうするかが問題だが、排出されるのが水、と圧倒的にクリーンなので実用的になる日が楽しみです。もっとも世界の勢力図が変わってしまうのではとちょっと不安だが。


昨年から鉄道関係の雑誌をぱらぱらとめくることが25年ぶりくらいに復活し(小1の頃にはよく「鉄道ファン」や「鉄道ジャーナル」を買って読んでいた)、しかしまぁ買うに至るまでは無かったのだけれど、今回は今乗ってみたい「只見線」の記事が出ていたので買ってしまった。


只見線は福島会津若松から新潟小出を結ぶ超ローカル線。田子倉ダムを臨む景色始め、美しい景色の中を走っていくという話を聞き、憧れが強まっている。
紅葉の季節をねらって行くか、いっそ雪深いときに行くか思案中。


この雑誌自体は初めて買ったけど、車両に詳しい説明が延々と割かれることもなく、写真はきれいなので誰でもそこそこ楽しめるのではないかな…。

只見線 - Wikipedia