仏像展 とまとずくし


ふっと思い立って、上野の国立博物館に行ってみる。何年ぶりかわからない。もしかしたら17年ぶりくらいかも。院はさぼり・・・まぁ一日くらい、いいですよね?

東京国立博物館 - トーハク


企画展が仏像展だからかご老人の方々が多い。
驚いたのは、昔は本館だけだったと記憶するけれども、仏像展をやっている平成館、東洋館が併設されていて、随分と広い。それに美味しそうな洋食レストランまで。変わったもんだ。


で、まずは本館から覗く。ミニ企画として猫がどう描かれてきたか、というのがあったが、なぜかみんな猫の顔は化け猫ですか?というくらい怖い。妙にリアルなのもいけないんだろうなと思う。

それはともかく、縄文の土偶を見て、これは前衛だよなと感じたり、写楽の浮世絵の本物がたくさん揃うと圧巻だなと感じられたり、久々に新鮮な気分に浸れた。


そして、平日というのに混みこみの仏像展へ。人いきれで苦しいため、ぱぁっと見ることにする。通り過ぎるにはもったいない仏像が沢山揃っているのだが・・・。
円空の一刀彫を山ほど見ることができて感動する。あれはモノクロ写真で見るととても迫力があるのだが、実物を前にすると案外柔和な気がした。
円空とは対照的な木喰のユーモラスな、そして輪郭のくっきりとした仏像も面白かった。


ここまで見て、とても疲れる。そういえば、椅子で寝入っている中年男性がいたな・・・。
この時期、せっかく庭園が開放されているため、そこは散歩する。

うん、葉っぱが色づくのはもう少し先だけれども、喧騒を離れることができてとても満足。池の周りではカラスたちが我が物顔に飛び回っていて、行水する姿も見られて、カラス好きとしてはそれも良かった。


科博もミイラ展をやっているし、やはり久々にとても見に行きたかったけれど、疲れたのでパス。
それにしても人が多かった。企画展が多いせい?平日でこれだと休日はどうなるんだ??


夜、気になっていたラーメン屋へ。「とまとずくしらーめん」なるものを食す。

とまとが名前どおり一面に、そして細切りチーズが沢山かかっている。これがらーめんか?というビジュアルだが、とても美味しい。ピザみたいな風味でラーメンを食べるのが新鮮。とまとの味はスープに染み出てとても奥深く感じられるし、チーズは麺に絡んで、とても素敵な食感に。チーズをたっぷり乗せたラーメンというと、恵比寿に有名店があるが、そこよりずっと上。
↓写真が見られます。しばらく休止していたけれど復活したらしい。餃子も美味しい。
http://www.chibaraumen.com/report/hotmenhana.html