建築 事故 クマムシ 鑑別診断

年末なので、恒例のこのミステリーがすごい!2007年版から何か選んで正月に読もうかとも思ったが、どうも余り魅力的に感じるものはない。夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)が国内版のベスト10に入っているのは嬉しいが…。

そんなわけで小説以外を買ってみる。


時々見てみると面白い建築ガイド。TOTO出版、渕上正幸著。ヨーロッパ建築の時系列的推移を70〜90年代というフレームでまとめてみたもの、らしい。比較的新しめのヨーロッパ建築の紹介ですね。1巻はフランス、パリ、スペイン、マルタ、ポルトガル。東欧中心の3巻にも惹かれたけど、とりあえず買ったのは1巻。
Google Earthと連動させると楽しい。でも発見できないものも多し。



柳田邦夫恐怖の2時間18分 (文春文庫)を読んだのは高校生の時だけれど、それ以来事故原因が何かには注意を払うようになった。

最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか

最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか

スリーマイル島原発事故を始め、ちょっとした「あ、しまった」から起こされる大事故まで、失敗談と、未然に事故を防ぐ手だてに関して記述されている。
オートマ車のアクセル、ブレーキの踏み間違いから起こされる事故など、普段から意識しておきたい。昔、新婚の妻がバックで車庫入れの際にアクセルを踏み間違え、後ろにいた夫をひき殺した、という事件を思い出す。
↓こんなサイトがあるんですね。
http://shippai.jst.go.jp/fkd/Search



クマムシ?!―小さな怪物 (岩波 科学ライブラリー)

クマムシ?!―小さな怪物 (岩波 科学ライブラリー)

クマムシが人気らしい。1mmにも満たない小さな虫だけど、極低温、極高温、放射線にさらされても、電子レンジにかけても死なない、不死身という噂。もちろんそこには条件があるのだけれども。
写真が豊富で飼い方まで伝授してくれるこの本は面白そう。
ぬいぐるみもあります→自然科学書 - 岩波書店



聞く技術 答えは患者の中にある 上巻

聞く技術 答えは患者の中にある 上巻

こういう本は医学生や研修医時代に読む本だけれど、たまに読み返すと初心を思い出す、と言うかすっかり忘れていたことを思い出させてくれる。大抵の患者さんが口に出す、頭痛やめまい、腹痛は何でもないのが普通だけれど、何かある、ときもあるのでそれを見逃さないようにしないと。どれだけ鑑別診断が頭に思い浮かぶかで、適切な処置ができるか、もしくは訴えられてしまうかが決まる。
そのうち後輩にあげよう。