認知機能障害

最近の自分のテーマは認知機能。その中でも前頭葉機能。

統合失調症に現れる認知機能障害は顕著で、中でも前頭葉機能に関しては、外傷や脳出血などで前頭葉に障害を負った人と同じように障害されることが幾つかの検査ではっきり現れる。

検査する側としては、例えば注意機能(注意には、持続、選択、転換といった要素があり、それぞれ検査が異なる)、概念の転換機能、言語流暢性、ワーキングメモリーといった認知機能をテストすることはできるが、じっさいにはそれでは単に「落ちている」ことを示すだけで、物足りない。成績の低下が何を意味し、何をすれば向上するのか、それを日常生活技能の中に当てはめていくことができると検査の意義というのが臨床的に出てくると感じられる。

わかりやすい本が出た。

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