きな粉アイス
きな粉アイス+ジャスミンティー。
きな粉はどさっと先にお皿にたっぷり入れ、そこにアイス(レディーボーデンのバニラ)の固まりを入れる。アイスにきな粉をまぶすのではなく、たっぷりのきな粉にアイスを混ぜることで、見た目はきな粉餅みたい。
まぁ妙にアイスに合うのです。きな粉が多いので口の中が粉っぽくなるのは必定だけど。
ジャスミンの香りもとてもマッチして最近はこの組み合わせが好み。
きな粉はヨーグルトに入れてもなかなか良い。
ちなみにこれも母のやっていたこと。あの人はまぁお茶とか何にでも入れてしまうのだけれど…。
http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2006q4/20061011.html
ミャンマーでは普通に調味料としてきな粉が使われるようです。
改装後の丸善本店にて
改装した丸善に行ってみる。
本店はoazoになったのね…知らなかった。
店内内装はoazoとほとんど違いの見えないもので、新鮮味がないぞ。
検索システムがそこそこ使いやすくて、本棚にある番号でアドレス表示される。「不安症を治す」は何新書から出ていたっけなと記憶も曖昧だったが、10018番(だったかな?)という結果から本を探し出すのはとても簡単だった。ジュンク堂と同様、書店員による一言カードみたいなものも無いのが良いが、同じくもっと立ち読み出来る構造になっていると更に良いのにな。レジの対応もいい。でも「カバーをしてもよろしかったでしょうか?」って聞き方はいつ聞いても違和感を感じてしまう。「カバーをされますか?」でいいんじゃないかな。
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それにしても、職場のメンヘル関係の話は暗澹たる気分にさせられるのが多いな。やはり日本人は働き過ぎで気持ちに余裕を無くしている人が多いのではないか。元来がそんなに陰湿な人で溢れているわけではないだろうに。
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続編出たのに、はまぞうには無いのか…。
危うい家族との絆を保つためにウイーンと東京での二重生活を始めることになった中島家族。前回の「ウイーン愛憎」では少なくとも妻への愛はずうっと感じられていたのだが、「人生を半分降りる」でわかるとおり周囲をシャットアウトするのが好きな先生のこと、当然のごとく妻との関係は危うい。
それでもドイツで妻と息子のためアパートを見つけてやり、息子のアメリカンスクール入学への為に八方手を尽くし、家族に献身的な風でもあるのだが、ラストはね…。
面白かったのは二点。
ウイーン大学での「ヤパノロギー(日本学)」の隆盛。中島がかつて留学した頃と違い、日本はもはや奇異な国ではなく、技術力の高く、文化の高級な国なのだ。
「れる・られる」の用法演習の授業の例文。
あした先輩は授業に来られますか?(尊敬)
きのう、てすとの勉強をしていたら、ともだちに来られてこまった。(受身)
インフルエンザで大学へ来られませんでした。(可能)
なんてのが黒板に書かれているのが楽しい。
それと、日本で騒音と戦う中島先生が、静かだったウイーンで同じ目に遭う。携帯電話の音に市民は無頓着、市電に乗り込めば車内放送がでかい、列車は着く度に「ドアは自動的に開きます、ドアは自動的に開きます、ドアは…」という自動放送が流れる。
中島先生、日本と同じく騒音への戦いに孤軍奮闘しつつ、
「ウイーン人がとりわけ静寂を好むという『迷信』は捨て去るべきである。たまたま、これまでは音響製品の発達が遅れていたから、静かだっただけである」
と慨嘆する。
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全然戦争を遂行する意図など無かったのに…。
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二つの祖国
ようやく読了。
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主人公は日系二世の天羽賢治。太平洋戦時下アメリカの日系人は敵性国民として強制収容された。それは英語を満足に話せない1世のみならず、言葉もほとんどが英語で、心もアメリカ人の多くの2世も同様だった。その中で天羽賢治は、日系人向け新聞社、加州新報で記者として働くのみならず幼少期から大学までを日本で教育受けたことから国籍はアメリカながらも日本への愛着、造詣が深く、それだけに事態に対して割り切った感情を抱くことも出来ず、苦悩を深めた。
物語は、大きく3部にわたる。強制収容所での生活、そこを出て、アメリカ軍の語学将校として戦線に赴く時期、そして東京裁判に言語モニター(英語、日本語通訳のチェック)として生活を送る時期と。
山崎豊子原作らしく、主人公は実在のモデルがおり(伊丹明氏)、賢治の抱いた苦悩が単に小説の架空の主人公であるという枠を越えて実感させられたが、正直賢治を巡る物語部分よりも、これまではっきりと知らなかった東京裁判当事者たち(被告、弁護人、検察官、検察側証人など)の人間模様と実際の裁判の様子に興味をそそられた。山崎豊子のことだから、恐らく綿密な取材に基づいて、裁判部分などは実際の通りなのだろうし、その中でこういう作品でなければ、言語モニターの役割などは意識しないだろうから余計に興味深かった。
特に興味を持ったのは、いわゆるA級戦犯たちの裁判における立ち居振る舞い、敵国人(=日本人)を弁護するアメリカ人弁護人の公正さ、単に日本人憎しで固まっていたと思っていたキーナン検事の複雑な心情と天皇訴追を回避するための法廷駆け引き、あたりだろうか。